2018.01.22 Monday
大局観〜クローズアップ現代
JUGEMテーマ:日記・一般
将棋の羽生さん、囲碁の井山さんという、国民栄誉賞の二人を取り上げたNHKのクローズアップ現代。
そのなかで、羽生さんは、大局観について、「大ざっぱにざっくり見るっていうことで、大体の方向性を決めるとか、今までの総括を簡単にするとか、非常にアバウトな、大ざっぱにその状況を見ると、判断するということです。」と述べている。
おおざっぱというと、良くないことのように思われるが、細かなことを突き詰めても対処できない将来のことを考えるには適しているということだろう。
例え考え抜いたとしても、その後の変化が予測できないとすると、細かな判断はそれまでにしておいて、大きな方向を間違えないようにするということの大切さを述べているのだろう。
常人は細かなことに拘るけれど、大きな判断ができない。見えている世界観であり、大切にして拘らなければならないものが見えているということだ。自分が何を大切にしなければならないかを理解できればひとかどの人なのだ。
大局観の根底にあることとは、長期あるいは継続、焦点あるいは重点、全体思考ということに違いない。困ったときに唱えるべき3つの要素だ。