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関西フィルハーモニー 第207回定期演奏会
指揮ハンスイェルク・シェレンベルガー。ラヴェル組曲「クープランの墓」、ミヨー「スタンフォード・セレナード作品430」、ベルリオーズ「幻想交響曲」。

寒さも増してきたこの頃。ほぼ満席のザ・シンフォニーで関西フィル恒例プレトークが今日の指揮者によって行なわれた。ニュアンスもつかめないドイツ語の説明を通訳の方の口を通じてのお話しではあったが、思いを聞けるこういった試みは良いですね。親近感が湧きます。

優れた演奏家が指揮をする事も多いが、やはり出身の楽器のことを一番分かっているだろうから、常任指揮者などに楽器巧者がいれば上手くなるのだろう。アシュケナージはピアノに目がいくだろうし、それぞれの限界や難しいところにも注意するのだろう。はたしてベルリン・フィルでオーボエ奏者だったというシェレンベルガーは、木管や金管に注目するのだろうか。そして潜在的な力を引き出すのだろうか。興味が尽きない。

結論としては、ボジョレー・ヌヴォーだからであろうか、フランス音楽の夜と題した定演は、まさに音楽からはフランスの香りが漂っていた(と思う)。クラシックにしては、近代に位置するであろうラヴェルはいかにもラヴェルらしかった。ミヨーの曲は初めて聴いたが、現代音楽風のアンサンブルで、「オーボエと11の楽器のための」と副題のついた、楽しい曲だった。

第1部のアンコールとして、指揮者自らの演奏は、ブリテン「オヴィデウスによる6つのメタモフファーゼ癸汽淵襯轡后廖オーボエの達人ぶりを十分に発揮し、技巧たっぷりの演奏を楽しませてくれました。

休憩後は、ベルリオーズの真骨頂。第4楽章「断頭台への行進」と第5楽章「ワルプルギスの夜の夢」が聴き応えのあるベルリオーズは、煌びやかな演奏でした。特にティンパニーがスイングして楽しげだったのが印象的だった。

シェレンベルガーは観客に強烈にアピールするとか、格好良いというようなものではなく、非常に丁寧に淡々とした指揮ぶりで、真面目さがにじみ出る感じで、それにオケも十分に応えて、難しい面も難なく乗り切っていくし、良い演奏でした。前半にあともう一歩と感じた同調性についても、後半は至って一体感が増し、上手いなーと唸らせられた。

メジャーな作曲家だけではなく、こういったあまり演奏されない近現代の音楽を紹介していくのも、この管弦楽団だからという気もする。チャレンジングで熱心な活動に期待するところ大です。
| あーと | 01:31 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
淡々とした指揮ぶりで、真面目さがにじみ出る感じ、私もまさにそういった感想でした。いい演奏会でしたね。
| しゅーまん2号 | 2008/11/24 12:15 PM |
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